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近江湖北地方に在住のおっさんの独り言です


by tomioka_a
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高野山持明院蔵のお市像を見る 

午前中で報恩講も終わり、
午後から長浜城歴史博物館に出かける。
高野山持明院蔵のお市像を見る _c0039394_1855330.jpg

浅井氏関連またその家族の肖像画は全国に幾つかある。
しかし、それらが家族らしくに一カ所に寄るという事は
今までに無い事であったらしい。

それが今回初めて一堂に会した特別展が催された。
浅井長政、その正室お市
長女茶々(淀殿)、次女初(常高院)、三女小督(崇源院)
肖像画を、こんな身近な場所で、しかも肉眼で見られるとは、
思いもしなかった。
長政とお市の肖像画が数百年昔の物とは思えない程
綺麗な色をしていた。

一通り展示物を見た後、入口近くの売店で
長浜城歴史博物館発の特別展に関連した内容の本が
売られていたので購入した。

販売していた女性の職員さんに、あまりにお市の肖像画の
状態が綺麗だったので、「あれは皆本物ですか?」と聞いてしまった。
すると「そうです」と興奮気味に答えてくれた。

「よくこれだけ揃いましたね」と言うと、
よく聞いてくれましたと一生懸命話してくれた。
なんでも、一年前から企画実現にむけて
地道に交渉を続けてこられたとの事。
特に高野山持明院蔵の「お市の方」と
京都市養源院の「崇源院」(三女小督)の
肖像画が門外に出るのは珍しい事なのだとか。
「お市」の肖像に至っては企画展前日まで展示可能かどうか
わからなかったくらいですと興奮気味に話してくれた。

そのような企画展が可能になったのは
企画担当者の相当の粘り越し交渉が行なわれたのと
やはり気分としては悲運であった浅井家の家族を
一堂に会してやりたいと多くの人が思った結果なのではなかろうか?
などと思いながら建物を出た。

11月24日まで開催ということだから、
関心のある方、如何でしょうか?
by tomioka_a | 2008-11-02 21:17 | 滋賀県